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【優勝はTweek!】Frostbite2019、結果と見どころ(TOP8)【スマブラSP】

Tweek
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Fostbite2019

Frostbiteは2019年2月23-25にかけてアメリカデトロイトで行われた、スマブラSPの世界大会。スマブラSPだけで参加者は1200人を超え、PGR(世界ランキング)におけるStierトーナメントとして認定された。海外のトッププレイヤーはもちろん、日本からザクレイしゅーとんあばだんごかめめ、古森霧、れあ、てぃー、うめき、がくと、Tsu、HIKARUなど多くの強豪が参戦した。

Frostbite2019トーナメント表

世界最強候補、集結

GENESIS6から3週間あまりしかたっていないが、再び世界最強候補たちが集結した。GENESIS6で優勝したMkLeoを誰が止めるのかが注目される。そして世界最強プレイヤーに名前の挙がることの多いMkLeoTweekザクレイの3者の直接対決の実現も期待される大会となった。

また、スマブラSP初の海外遠征となるかめめ、Lea、てぃー、HIKARU、がくと、古森霧、Tsuの日本勢の活躍にも注目だ。

TOP8に勝ち進んだのは・・・

https://twitter.com/PopiSSB より

TOP8の切符を手にしたのは勝者側がCosmos、Tweek、Myran、MkLeo。敗者側がLIGHT、MVD、NairoShutonとなった。

Cosmos

 Cosmosは、現状世界最強のインクリング使いだ。日本のLeaを驚異の対応力で破り、TOP8に勝ち進んだ。GENESIS6に引き続きTOP8に進出し安定感を見せている。完全新キャラで唯一TOPに残るその開拓力はスマブラの才能を感じさせる。

Tweek

GENESIS6では優勝最有力候補だったが、まさかのTOP8に残れなかったTweek。しかしFrostbiteでは安定感を見せTOP8に進出をきめた。TOP8までに取られたゲームはLIGHTからの1ゲームのみ。さすがTweekといったところだ。

Myran

MyranはスマブラXからの古来からのピクオリ使い。スマブラ4ではアメリカで一番強いピクオリ使いと言われておりTweekに勝ったこともある強豪である。スマブラSPではピクオリが強化されたのもあり成績を上げ、Smash Conference Unitedでは7th、GENESIS6では9thに入っている。

MkLeo

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今更語るまでもない、世界最強に一番近い男、MkLeoGENESIS6で優勝し、Frostbiteでも当然のようにTOP8へ。誰がこの男を止めるかに注目だ。

LIGHT

スマブラSPではLarryを差し置いて全一フォックスと言ってしまってもいいぐらいの強さを見せている。Glitch 6で3rd、GENESIS6では5thと抜群の安定感である。差し合いの速さと上スマの当て感がすさまじい、超攻撃的なプレイヤー。

MVD

スマブラSPではスマブラXで使っていたスネークをメインにしている。スマブラ4では強豪ディディー使いだったプレイヤー。予選でRyugaに負けてしまうがルーザーズランを見せ、最後はLeaゲッコウガを破りTOP8に進出した。

NAIRO

GENESIS6でTOP8に上がれなかったNairoだが、FrostbiteではTOP8に進出。世界最強クラスのパルテナ、ルキナ使い。勝者側でMkLeoに敗れるが、敗者側でShoyoJamesに勝利しTOP8へ。

Shuton

今回日本勢で唯一残ったのは世界最強ピクオリ、Shuton。勝者側でMyranにミラー対決で敗れるも、敗者側でRyugaを破りTOP8に進出。

最終日、TOP8が始まった。

いよいよTOP8。日本勢で残ったのはShutonただ一人。

全力応援させていただきました。

敗者側準々決勝1:MVD vs LIGHT

MVDはスネーク、LIGHTはフォックス。

LIGHTの積極的な差仕込みをMVDはさばききれずLIGHTが火力を稼いでいくが、MVDはうまく撃墜を拒否し体力差で火力差を補っていく。

試合は五分の展開で進み、ゲームカウントは1-1に。

試合が動き出したのはゲーム3。MVDはその場回避でうまく相手の攻撃をごまかしていることが多かったが、LIGHTはこれに対応をはじめ、攻撃にディレイをかけたり空下や空Nなどの持続の長い技を置くようになる。LIGHTは流れをとり2ストック残しでゲーム3を取る。

このままLIGHTの流れになると思われたが、ゲーム4はなぜかMVDが圧倒する。手榴弾自爆や謎の対空をかみ合わせ、2ストック残しでMVDの勝利。試合はゲーム5へ。

なぜか強い男No.1、MVD

ゲーム5は、あまりにも熱すぎた。

LIGHTが上スマを決め撃墜演出が出るが、わずかに撃墜に届かず。今度はMVDが上スマを決め撃墜演出が出るが、またしてもわずかに撃墜に届かず。

最後はLIGHTが空下の展開から着地狩りの空上を決め、3-2でLIGHTの勝利となった

敗者側準々決勝2:Shuton vs Nairo

笑顔でさわやかなNairoと必死に上スマをこするShuton。対照的過ぎておもしろいです。

Shutonはもちろんピクオリ、Nairoはパルテナを使用。

ShutonNairoの試合はお互いの高火力をぶつけ合う激しい展開となる。ゲーム1、2はともにラストヒットまでもつれ込む試合となったが、最後の最後でNairoが上回り、2ゲームをNairoが先取し、Shutonは追い詰められる。

ゲーム3はNairoが復帰阻止などの早期撃墜を決め、Nairoの勝利が濃厚かと思われた。しかしShutonはメテオを決めなんとか追いつき、ゲーム3を取る。

ゲーム4はとてつもない殴り合い。この二人の差し合いと読み合いの速さはとてもはやく追うのが精一杯になる。しゅーとんが紫横スマを叩き込みShutonがゲーム4を取り、2-2まで追いついた。

試合はゲーム5へ。観客が叫びだし異様な雰囲気に。Shutonのジャンプ読みが冴えわたり、試合を有利に進めていく。最後もジャンプを読んで空後で場外に出した後、崖離しジャンプを読み切り空後で撃墜。3-2でShutonの勝利となった。見事な逆転劇である。

勝者側準決勝1:MkLeo vs Myran

Myranの右の人、誰?

MkLeoはアイク、Myranはピクオリ。

試合はMkLeoが得意の差し合いを制し試合を優勢に進めていく。クルーバトルではShutonに敗れていたが、うまくリーチ差を押し付け相手に触らせないようにしていた。Myranは火力では上回ることができるが、MkLeoは要所でうまく空Nを通し撃墜レースで優位に立ち2ゲーム先取。

ゲーム3はMyranが上手く撃墜択を通しMyranが取る。

しかしゲーム4、Mkleoが乗り始める。時折みせるDAや精密な崖上がり狩りが非常に刺さり、最後はびっくりDAでMkLeoが勝利

勝者側準決勝2:Tweek vs Cosmos

Tweekはワリオ、Cosmosはインクリング。

CosmosはTweek相手に立ち回りで試合を支配する。おならもいまいち機能せず、ゲーム1はCosmosがとる。

ゲーム2、Tweekはウルフにキャラを変更。Cosmosはウルフ相手にも立ち回りで優位に立つ。しかしTweekは最後の最後で撃墜の選択肢を通すのが非常にうまく、ゲーム2を取る。

ゲーム3はCosmosの立ち回りと撃墜拒否の上手さが際立ち、Cosmosがまたも優勢に進める。しかしTweekは不気味なほど冷静で、まったく焦らず少しづつリードを縮め、最後は下スマッシュを決めた。またしてもゲーム3と同じような展開でTweekがゲーム3を取る。

ゲーム4も同じような展開に。今度は最後にTweekの甘いDAにつかみで反撃を取りCosmosがゲーム4を取り、ゲームカウントは2-2に。

ゲーム5、Tweekはワリオにキャラを戻す。これが多キャラ使いの強みだ。Cosmosは完全におならを拒否する素晴らしい立ち回りも見せるも、Tweekはおならを使わなくても強かった。最後は崖上がりに空後を合わせ、Tweekの勝利となった

Tweekにしては珍しい激しいPopoff。それだけ勝ちたい気持ちが強かったのだろう。

敗者側準決勝1:Myran vs LIGHT

LIGHTはリアルスマブラも相当な強さでしょうね。

Myranはピクオリ、LIGHTはフォックス。

お互い高火力キャラで非常に展開が速い試合に。LIGHTは上スマを通すのが非常にうまく、ストックリードを広げていきゲームカウントは2-1でLIGHTがリード。ゲーム3はまさかの3タテをしている。

ゲーム4、お互い五分の殴り合い。Myranはリードを奪われるが渾身の紫上スマでゲーム4をとり、ゲームカウントは2-2に。このTOP8、ほとんどの試合がゲーム5に突入している。

ゲーム5、Myranが覚醒。MyranはLIGHTに固められがちだったが、上スマをうまく対空や暴れで使い、試合を有利に進めていく。最後はメテオをきめ、Myranが圧倒し勝利。

敗者側準決勝2:Cosmos vs Shuton

Cosmosはインクリング、Shutonはピクオリ。

ゲーム1、Shutonの読み合いのセンスが光りShutonが取る。青ピクミン投げを撃墜%で通すのが非常にうまい。

ゲーム2、試合展開は五分に。Shutonのジャンプを読んだ上スマでShutonが勝利し、ゲームカウントは2-0でShutonがリード。

ゲーム3はShutonが立ち回りで有利を取る。最後は紫ピクミン投げでShutonの勝利。あのCosmos相手に3-0。さすがである。

勝者側決勝:MkLeo vs Tweek

ついにこの二人が激突。ずっと直接対決が望まれていた世界最強と名高い二人である。それが勝者側決勝で実現された。

MkLeoはアイク、Tweekはドンキー。スマブラ4を思い出す。

ゲーム1、MkLeoはドンキーを処理する。ドンキーはアイクの攻撃をさばくのは難しそうだった。

ゲーム2、Tweekはワリオにキャラ変更。Tweekは一生Leoアイクにまとわりつき、やりたいことをやらせない。アイクは逆に固められると苦しそうだ。しかし最後はTweekがおならの読み合いで負け、おならの後隙にMkLeoはきっちり空上を合わせMkLeoの勝利。

ゲーム3もTweekはワリオ。Tweekの空Nへの対応、復帰阻止の精度が素晴らしく、Tweekがゲーム3を取る。

ゲーム4、Tweekは対応してきたのかTweekが圧倒する展開に。剣士キャラがきついように見えるワリオだが、うまく懐に潜り込みアイクを苦しめた。復帰阻止の精度も非常に高く、Tweekがまたしても勝利しゲームカウントは2-2に。

ゲーム5、MkLeoはキャラをルキナに変更。MkLeoルキナの間合い管理は絶妙で、Tweekは立ち回りが苦しそうになる。しかしおならをうまく決め流れを取る。セットプレイからの最大火力を取りまくり、立ち回りでの劣勢を覆した。最後はダウンから下強DAでTweekの勝利。

注目の対戦はTweekに軍配が上がった。

敗者側準決勝:Myran vs Shuton

注目のピクオリミラー対決。Shutonは勝者側でのリベンジなるか。

ん?あれは・・・Shutonリヒター!

ゲーム1、Myranはポカーンとしたまま処理されShutonの勝利。斧の対処に困っている様子。

ゲーム2、Myranは慣れたのか、Myranが圧倒し勝利。

ゲーム3、Shutonが圧倒して勝利。最後は素晴らしい空前下シフト。このゲームはターン制のようだ。

ゲーム4はMyranが取り、試合はゲーム5へ。ゲーム5はMyranが試合を優勢に進める。しかしShutonは神ががった復帰を見せ試合を五分にもっていく。

試合の最後、Shutonは聖水をヒットさせ追撃を加えようというところに、Myranは下Bアーマーからの横スマ。

Myranの勝利となり、ShutonのFrostbiteはここで終わった。 最後はShutonが流れを持っていったように見えたが、冷静に勝てる選択肢を選んできたMyranもさすがである。

GENESIS6に引き続き、またしても大声でワンワンと泣いてしまいました。

敗者側決勝:MkLeo vs Myran

MkLeoはルキナ、Myranはピクオリ。

MkLeo、完璧な間合い管理によりMyranを全く寄せ付けず処理を始める。要所で横スマを通すなど撃墜センスも抜群のMkLeoMkLeoが危なげなく3-0で勝利。1日でピクオリ対策をしてきたのだろうか。

最終決戦:Tweek vs MkLeo

やはり最後はこの二人。

ゲーム1

Tweekはあまりにも立ち回りがうまい。空Nのガードのさせ方やガードさせた後の選択肢が素晴らしく、あっという間に火力を稼いでいく。Tweekがゲーム1を取った。

ゲーム2

やっぱり立ち回りが強すぎるTweekMkLeoルキナ相手になぜワリオでここまで立ち回れるのか。おならで壊すわけでもなく普通のスマブラをしてTweekの勝利。

顔がでかくなって撃墜!

ゲーム3

Tweekには何か人と違う景色が見えているのだろうか。まったく立ち回りを苦しそうにすることなくMkLeo相手に有利に試合を進めていく。いつの間にか相手に密着し、嫌がって離れたところを刈り取るのがあまりにもうまい。しかもそれをMkLeo相手に行っていることが衝撃だ。

最後は空後を合わせて撃墜。Tweekの優勝が決まった。

優勝を決め嬉しそうなTweek

結果

優勝はTweekGENESIS6でTOP8に進めなかった雪辱を晴らした形となった。Tweekは不気味なほど強く、MkLeoでさえ対処に困っている様子だった。しかししっかり準優勝しているMkLeoもさすがである。現状の世界最強候補はTweekMkLeoの二人であろう。

https://twitter.com/HotNRedy_ より

日本人の活躍

日本人ではShutonが4thに入る大活躍を見せた。Nairo、Cosmos、そしてクルーバトルではMkLeoに勝利した。

れあ、てぃーの活躍も見逃せない。れあはクルーバトルではSamsoraを3タテ、シングルス本戦ではVoidに3-0と世界最上位に通用する実力があることを示した。てぃーパックマンはDabuzに3-0、Marssに3-1とこちらもまた世界に衝撃を与えた。

ザクレイ、Shutonだけではない日本のプレイヤーの層が厚いことを世界に示す大会になったのは間違いない。

クルーバトル後の撮影の様子

最後に

Frostbiteはやっぱり魅力的な大会だった。クルーバトル、日本対アメリカの構図、観客、実況の盛り上がりなど非常に見ごたえがあった。

そろそろ日本人の優勝が見たいところだが、世界の最上位層は相当厚いので、ある程度の試行回数は必要になってくるだろう。次の日本人が遠征する大規模海外大会はいつになるのだろうか。それを楽しみにしつつこの記事の執筆を終える。

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