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【スマブラSP】Frostbite2017を振り返る

Kameme
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多くの日本人が参戦するFrostbite2019の開催が2/22-24と迫ってきた。

そこで今回は、スマブラ4で伝説的な大会となったFrostbite2017を振り返ってみることにする。

Frostbite2017

File:Frostbite 2017.jpg

Frostbite2017は、2017/2/25-26にアメリカミシガン州で行われたスマブラ4の大会。多くの日本人が招待された大会で、今では何度も海外大会の参加経験のあるしゅーとん、Tsu、Tなどの初の海外遠征となった大会である。参加者は342人とそこまで多くないものの、ZeRo, MkLeo, Nairo, Dabuz, あばだんご, Ally, komorikiri, Salem, らない, かめめ, VoiDなど、当時の最強クラスのプレイヤーが勢ぞろいした非常に高いレベルの大会となった。Japan vs North Americaのクルーバトルの盛り上がり、そしてシングルス決勝のZeRo vs Tsu があまりにも熱い試合で、伝説的な大会となった。

トーナメント表

Frostbite 2017 | Brackets

結果

Tournament:Frostbite 2017 – SmashWiki, the Super Smash Bros. wiki

クルーバトル:Japan vs NorthAmerica

再生回数はスマブラの試合の生動画としては驚異の122万回。

クルーバトルは1人3ストックのストック引継ぎ制にて行われた(%はリセット)。

ãfrostbite 2017 crew battleãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

メンバーは画像の通り。Japanチームも相当なメンツをそろえているが、NorthAmericaチームはさすがに層が厚く少しずるいメンツ見えてしまう。

North America 世界ランク(当時  vs Japan 世界ランク(当時)
Tweek  15 TSU
Ally  2 しゅーとん
WaDi  21 そめ
Zinoto  16 KEN 19
Mr.E  18 あばだんご 7
Dabuz  4 T
ZeRo  1 キリハラ 48
VoiD  6 かめめ 11
Salem  13 らない 9
Nairo  3 古森霧 12

当時日本勢はほとんど世界大会に参加していないため正当なランクとは言えないが、世界ランキングを見ても厳しい戦いなのが分かる。 

試合は

f:id:ks19930323:20190211210550p:plain
https://liquipedia.net/smash/Frostbite/2017 より

Liquipediaの神画像を引用。

まず恐ろしいのがAllyが6ストックも落としていることだ。しゅーとんから2ストック、そめから3ストック、KENから1ストックを奪い、この時点で4ストック差をつけ、日本勢を絶望させた。

しかし日本勢はそこから少しづつ差を縮めていく。Frostbite2019のリーダーあばだんごが4ストック削り、1ストック差を縮める。Tがまた1ストックのリードを奪われるが、ゴッドキリハラが4ストック削り、差は3ストックに。ちょうど一人分だ。

しかし、この時点で残っているNorth Americaのメンバーは、ZeRoVoid、Salem、Nairoで普通に考えたら無理。だが日本勢も残っているのがかめめ、らない、古森霧という海外経験豊富な頼れる3人。

ここでかめめは世界最強の男ZeRoと3ストック同士の対戦に。かめめはEVO2016でZeRoに勝利しており十分勝機はあると思われた。だが試合展開は序盤ZeRoが圧倒する展開となり、見ている誰もがもう日本の勝ちはないのかとあきらめかけた。

ZeRo vs かめめ

ZeRo vs かめめの終盤のシーン(再生時間指定済み)

しかしかめめはここで根性を見せる。エッジガードの展開から昇竜を決め、最後はメテオで逆転勝利。驚異的なメンタルを見せつけた。その後かめめはVoidの1ストックも削り、差を2ストックに縮めた。

続く世界の村長らないもVoidから2ストック、Salmeから2ストックを奪い差を1ストックに。

最後は我らが大将古森霧が安定感を見せ4ストック削り、チームJapanの勝利となった(最後のNairoクッパは物議をかもした)。

お互いのミスをカバーし合う非常に熱いクルーバトルとなった。

シングルス決勝:ZeRo vs Tsu

クルーバトルに負けず劣らずの熱い試合となったのがシングルスの決勝だ。当時あまり海外に名の知られていなかったTsuと、世界最強の男ZeRoが死闘を繰り広げた伝説の試合。

勝者側決勝

ゲーム1、Tsuが普通に勝利する。ルカリオと言えば、立ち回りで勝てないが波動でぶっ壊すというイメージが強く、私も正直ZeRo相手にはそうやって勝つしかないだろうと思っていた。

しかし、試合展開を見ると割と立ち回りで五分を取っていることに衝撃を受けた(Tsuさんには失礼ですが)。Tsuの掴みのセンスが抜群で、ZeRoに何度もつかみを通すのが印象的だった。

ゲーム2、ZeRoはディディーでは分が悪いと思ったのか、クラウドにキャラを変更。しかしTsuはZeRoクラウドを2タテし粉砕する。

ゲーム3、ZeRoはまさかのファルコン。普段から遊びで使っていたのは皆さんご存知かと思うが、まさかの大会でファルコンを起用。研究熱心なZeRoのことだからTsuが対ファルコンの成績が悪いことを知っていたのだろう。かみ合いを見せ今度はZeRoが2タテで勝利する。

ゲーム4は互角の勝負の中Tsuが勝利をおさめ、勝者側を優勝した。

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喜ぶTsuとKEN

最終決戦

ZeRoは敗者側決勝でNairoを下し、最終決戦で再びTsuと相まみえた。

ZeRoの崖(再生時間指定済み)

勝負のポイントの一つとなったのは、ZeRoの崖上の強さだろうか。Tsuは終盤までつかみを通し続け、ZeRoと互角の勝負を繰り広げるが、崖で差をつけられる場面が多くなる。

ZeRoは3-1で勝利し、リセットに持ち込む。

試合の最後は(再生時間指定済み)

ホントの最終決戦はゲームカウント2-2、ラストヒットまでもつれ込んだ。

Tsuは回避を読んで渾身の上スマを放つも、わずかに撃墜に届かず。ZeRoはやはり何かを持っている男なのか。スマブラの神に愛されている。またこの流れの中のD1&Keitaroの実況は本当に素晴らしい。

最後はTsuの上からの復帰を読みバナナ上スマを決めて、ZeRoの勝利となった。

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試合に勝ったものの、いつもの勢いの良いPopoffは見せず本当に疲れ切った様子のZeRo。それだけZeRoは追い詰められ、勝つために死力を尽くしていた。この試合がどれだけすさまじかったのかを物語るZeRoの試合後の姿であった。

最後に

Frostbite2017はスマブラを観戦する面白さの要素が詰め込まれた大会であった。

・背景を知らなくても楽しめる試合内容の熱さ

・観客の熱狂

・名実況

・日本対アメリカの構図

・最強プレイヤーZeRoがあと一歩まで追い詰められる

など、要素を挙げ始めるときりがない。

Frostbite2019へのハードルがどうしても高くなってしまうが、Frostbite2017に負けないぐらいのメンツと舞台は間違いなく整っている。

2/25はみんなで有給、学校をさぼって観戦しましょう。僕も戦ってきます。

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