この試合もスマ4の歴史を語るには欠かせない。
2017年、SalemベヨネッタがEVO優勝。
ここからベヨネッタのヘイトが加速していきましたね。
ベヨネッタはスマブラをいい意味でも悪い意味でも騒がせました。
またZeRo が出てきましたね。
・ZeRo
・Salem
当時の背景
このときのスマ4はZeRoが少しずつ負けることが増え、
戦国時代に突入しかけたぐらいの時期でしょうか。
それでもZeRoはやはり頭一つ抜けていて、
このEVO2017でも勝者側でGFに臨みます。
反対側は敗者側を上がってきたSalem。
Salemはベヨネッタ使い。
ベヨネッタを使い始めてから上位に来るようになりましたが、スマブラX時代からのレジェンドプレイヤーです。
スマ4初期はX時代と同じゼロサムを使っていたかと思いますが、ゼロサムのままでも上位にあがってくるのは時間の問題だったんじゃないかなぁと思ってます。
試合の見どころ
Salemの綺麗すぎる徹底した立ち回り
Salemより徹底した立ち回りの人間、存在するんでしょうか?
動画を見ればすぐ分かるかと思いますがこちらが%有利ならば決して攻めず、
バレットアーツや空N待ちで徹底的に待っています。
他の若手のベヨネッタ使いの様な人を馬鹿にしたヒールスライドなどは一切なく、低リスクな行動を一生やっています。
EVOの決勝でもぶれることなくこの立ち回りができるメンタル、
正直意味がわかりません。
僕は別に何とも思いませんが、こういうプレイングが嫌いな人っていると思うんですよね。
でも、勝利のためにはブレない。
世界のトップの選手は全員メンタルがとんでもないですね。
たまに言われますが、Salmeは機械なんでしょうか。
徹底したバナナ
こちらはZeRo 視点です。
ベヨネッタに対しては徹底してバナナを生成してますね。
そしてバナナ生成にほとんどリスクを付けられていないのがポイントが高いです。
こういうところ、地味ですがZeRoは上手いですね。
確かにバナナを持ったディディにベヨネッタはやることがなさそうで、ベヨネッタと言えど立ち回りはかなり苦しそうに見えます。
ちなみに僕がバナナを出すと、相手にとられて食べられてしまいます。とても困っています。助けてください。
フリップにリスクを付ける(12:01~など)
ZeRo vs かめめの記事では
ディディの空前にリスクをつけるのが要と書きましたが、もう一つの要として、
フリップにリスクをつけることがあると思います。
Salemはそれが本当に上手いです。
この場面以外にも再三フリップを狩っています。
絶妙な間合い管理と、フリップを誘う様な動きが上手いですね。
ちなみに僕がフリップを狩ろうとすると気づいた時にはディディに蹴られています。なぜこうなってしまうんでしょうか?
復帰阻止の攻防(17:50~など)
ディディの唯一の弱点といえる、復帰。
まあ別に弱くはないんですけど、ディディの中では弱いって言った感じですかね。
Salemも復帰阻止には超積極的に狙っていて、
見ていて面白いポイントだと思います。
20:50~
こちらはZeRo の復帰が上手いシーン。
もちろんZeRo は復帰阻止に対する対策もしています。
バレルからの台上着地。
ZeRoが毎日トレモ頑張っているんだなぁというのが伝わりますね。
ZeRoの上Bに対するベク変とずらし(41:44~)
ベヨネッタのベク変とずらしは全然よく分かってないので不安なのですが…。
この動画ではZeRoは上Bに対して、次のジャンプ横Bが当たる変更とずらしをしていることが多い気がするんですよね。もちろん他のパターンもやってますが。
最後の最後でSalemお得意のフリップ狩りから、
ZeRoの癖を読んでのジャンプ横Bへのコンボからの早期撃墜。
このときの「It is over!」っていう実況良くないですか?
ベヨネッタの早期撃墜ばかりに目がいって賛否両論な感じがありますが、
この試合の内容が凝縮された、
とても良い最後
だと個人的には思っています。
最後に
Salemの立ち回りは本当に完成されていました。
ここまで到達するのに、ZeRoに劣らぬ並々ならぬ努力をしていたのでしょう。
そして、優勝。
いくらSalemと言えど嬉しかったんじゃないでしょうか。
ちなみにこの試合のあとZeRoがツイッターアカウントを消してましたね。
そういうところ、人間らしくて嫌いじゃないです。
コメント