スマ4の歴史を語るには欠かせない動画の一つ。
最強の男ZeRoの全盛期を象徴する試合。
当時の背景
この記事でも紹介しましたが、ZeRoは2014年11月から2015年10月まで無敗。
EVO2015が行われた当時、未だにスマ4の試合で優勝を逃したことはありません。
ZeRoは当然のように勝者側でGFへ。
なんと、ここまで1セットも落としていません。
すごすぎ。
GFの相手は、Voidと双璧をなすオランダのシーク使い、Mr.Rです。
試合の見どころ
怪しげな撃墜への流れ
ディディーの強みの一つ、下強からの上スマでの撃墜シーン。
(再生時間指定済み)
ZeRoが撃墜に向けてやる、歩きやガード、横回避で怪しげな動きをするの、好きなんですよね。
いや〜な感じの読み合いです。
こんな感じの読み合いになる時、ZeRoってほとんど読み勝ちませんか?
かなり対戦相手を研究しているんじゃないかなぁと思ってます。
ちなみに僕は誰が相手だろうと関係なく堂々と横スマをパなしますよ。
ノリノリなZeRo
(再生時間指定済み)
ZeRoってすごく楽しそうにスマブラをします。
このシーンはフリップをアクロバティックに打ったりして、クリエイティブなプレイを見せています。
ZeRoってこういうノリプレイというか、ちょけたプレイを時折見せるんですが、なぜかこういうプレイをしはじめるとめちゃくちゃ強いんですよね。
こればっかりは理論的に説明できない何かがある気がします…。
ZeRoのプレイスタイル
ZeRoってとっても不思議なプレイヤーで、こんなにも安定して勝ってるのにガチガチな作業的なプレイをしません。
むしろ読み合いをガンガンしている方だと思います。
そして上述したようなノリプレイも時折見せます。
なんでそれで安定して勝っているのかと考えてみると…。
ZeRoはスマブラの研究に膨大な時間をかけています。
おそらく、ただの差し合いの読み合いにおいてもリスクリターンを計算して、統計的に自分のリターンが高くなるように行動していると思います。
バナナや下強からなどのセットプレイからの読み合いにいたっては、定量的に完璧に計算してるんじゃないかなって思います。
それに加えて、動画などでデータのあるプレイヤーは徹底的に研究して読み合いで勝つ確率を上げていると思われます。
それぐらい読み勝ちまくって、いつのまにかリターン差をつけているように見えます。
まあほかにもZeRoの強みっていっぱいあって、驚異的な反射神経であったり操作精度など、色んな要素が組み合わさっての安定感なんでしょうか。
ラストシーン
3戦目の最後のストック。
ZeRoは初めてリードを取られ、苦しい状況になりました。
しかし、回避読みを絡めた台上つかみからの上投げ空上で逆転勝ち。
ZeRoはそれでしか撃墜できない!っていう選択肢を取り続けてますね。
EVOの決勝のラストストックでこのような撃墜に至るっていうところ、
ZeRoって何かもってるな
って思わされます。
まあ、逆にMr.Rはそれでしか撃墜されないって選択肢を取り続けてることになってしまうんですが。
ちなみに僕も絶対あの場面は回避します。実質Mr.Rなので。
スマブラに愛された男、ZeRo
圧倒的な力を見せて優勝したZeRo。
基本2先のEVOで1セットも落とさない。
さらに、EVO2015はカスタム技ありでいろんなパターンが増えます。
こんな不安定な大会で優勝するために、ZeRoはとてつもない量の努力をしたことが想像されます。
そしてその努力の結果、スマブラに愛され、このような結末を迎えることができたのでしょうか。
ZeRoは今、競技シーンはお休み中ですが、新作では戻ってきてくれるでしょう。
新作でもまた最強の男として君臨し、多くの名試合を作ってほしいです。
優勝し恋人と抱き合うZeRo。嬉しそうで何よりです。
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