スマブラ4はついに終わりを迎える。
- スマブラ4 2017~スマブラSP発売
- 2017/1/20-22 Genesis4
- 2017/2/11 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U niconicoチャンピオンシップ 闘会議2017
- 2017/2/25-26 Frostbite 2017
- 2017/3/18-19 Frame Perfect Series 2
- 2017/3/24-26 2GGC: Civil War
- 2017/5/6-7 ウメブラ Japan Major
- 2017/6 Panda Global Rankings v3 発表
- 2017/7/14-16 EVO2017
- 2017/7/14-16 2GGC: West Side Saga
- 2017/11/4 2GGC: MkLeo Saga
- 2017/12/1-3 2GG Championship
- 2017/12 Panda Global Rankings v4 発表
- 2018年
- 終わりに
スマブラ4 2017~スマブラSP発売
2017/1/20-22 Genesis4
WiiUの参加者は1012人と前回とほぼ変わらない超大型トーナメント。決勝はAlly vs MkLeo。Allyは奮闘を見せるも勝ったのはLeo。Leoがついにスーパーメジャー大会を制し、この戦国時代の最強候補に名乗り出た。
0.9事件
この大会は結果よりもこの事件のほうが有名かもしれない。古森霧 vs CaptainZackとZeRo vs Dabuzの試合で吹っ飛び倍率が0.9になっていた事件である。どうして0.9に変更されていたのかは結局謎のままである。何はともあれ、本来のルールと違うルールで試合をさせてしまったことと、古森霧 vs CaptainZackの試合の最後のゲームだけ再試合の判断を下した運営には疑問に残る。競技シーンのプレイヤーは大会に人生をかけているといっても過言ではないので、絶対このようなことはあってはならない。この失敗例を参考にし、二度とこのようなことが起こらないことを祈る。
僕は0.8でも気づかない自信がありますけどね。
2017/2/11 大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U niconicoチャンピオンシップ 闘会議2017
2016年に続き、2017年も闘会議においてスマブラのトーナメントが開かれた。2017年は16枠に増え、TSC、ウメブラ、カリスマ、スマバト、ヒロスマ、修羅ブラの上位者10人と、Ally、Dabuz、Mr.R、ESAMを招待、当日枠2名と超豪華なガチガチのトーナメントとなった。ちなみに前回招待されたからかNairoは招待されなかったが、なぜかNairoがトーナメントに参加しているのがわかる。なんと、自力でウメブラ予選に参加して優勝して参加枠を手に入れたのだ。この男、さすがである。
優勝は自力で参加した東京代表のNairo。KEN選手に雪辱を果たす結果となる。
2017/2/25-26 Frostbite 2017
GF
日本人が多く招待された大会。多くの日本人プレイヤーの海外発遠征となった。決勝のカードはZeRo vs TSU。動画を見たことない人はぜひ見ていただきたい。こんなに感動的かつ面白い試合も中々無い、スマブラ4の歴史に残る名勝負である。激戦を制したのはZeRo。詳しくは下の記事からどうぞ。
【心臓が止まる】ZeRo vs tsu (Frostbite2017 GF1,2)
クルーバトル
クルーバトルの北アメリカ vs 日本も必見だ。かめめ選手がZeRoを下すなど見どころ満載である。また、TSUさんの凍った画像が面白くて話題になる。
2017/3/18-19 Frame Perfect Series 2
Frame Perfect Series 2は、後述のCivil Warの一週間前に行われた大会で、多くの日本人が参加した。決勝はキリハラ vs ZeRoで勝ったのはキリハラ選手。日本の裏ボス、ゴッドキリハラがZeRoを普通に倒した。ZeRoがEVO2016の前に日本に修行に来た時、一番苦戦したのがキリハラ選手であったようで、ZeRoは大会でキリハラ選手と当たるのを嫌がっていた。キリハラ選手のことを知っている人は正直、ゴッドキリハラなら普通にZeRoを倒すんじゃね・・・?っと思っていたはずである。ちなみにあばだんご選手に次ぐ日本人2人目のメジャートーナメント優勝である。
2017/3/24-26 2GGC: Civil War
シビルウォー。スマブラ4史上、最もレベルの高かった大会と言っていいだろう。PGRTOP50のうち47人が参加した伝説の大会である。当時のZeRoとAllyの激熱なライバル関係に焦点を当てて開かれた大会だ。優勝したのはDabuz。ZeRoやAlly、MkLeoといった優勝候補が続々と敗退していく中、安定感に定評のあるDabuzが優勝。ZeRoの49th、MkLeoの65thは彼らのワーストの結果である。一番upsetが起きた大会ではないだろうか。
日本人の活躍
この大会は日本人の活躍も熱かった。T選手が3th、キリハラ選手が5th、HIKARU選手が7thの大活躍。
2017/5/6-7 ウメブラ Japan Major
MkLeoとMew2KingのEcho Foxコンビを招待して行われたウメブラ 。決勝のカードは日本の防衛大臣KEN vs MkLeo。Leoは天才的なメタナイトでKEN選手を破り優勝。ダブルスもM2Kと組んで優勝し、完全優勝を果たした。
【ついに日本襲来】MkLeo vs KEN 【ウメブラJM】【スマブラ4】
ガーリィレコードを招待
今や大人気Youtuber、お笑い芸人のガーリィレコードを招待したことでも話題に。スマブラをきっかけに売れてくれるのは本当にうれしい。ちなみにガーリィレコードのYoutubeちゃんねるはスマブラに限らずめちゃくちゃ面白いのでぜひ見てほしい。新作を機にまたスマブラネタをやってもらいたい。
対マスターハンド戦において、まっっったく意味のない、フォックス、下スマッシュ。
2017/6 Panda Global Rankings v3 発表
Panda Global Rankingsとは、PGの統計チームによる大会結果を基にしたプレイヤーランキングである。PGRv3は2017年1月~2017年6月の大会結果によるランキングである。1位はZeRo。3期連続の一位で、この戦国時代でもやはりこの男は一つとびぬけていた。メキシコからに海外へ飛び出し目覚ましい活躍を見せたMkLeoが2位。日本人からは古森霧選手が8位、あばだんご選手が10位にランクイン。
2017/7/14-16 EVO2017
決勝のカードはZeRo vs Salem。ベヨネッタの開拓が進み猛威を振るっていた時期だ。最後の最後で甘い崖上がりをしたZeRoが早期撃墜により逆転負けしてSalemが優勝。当時のSalemベヨネッタはあまりにも仕上がっており納得の優勝である。日本人ではKEN選手がDabuzを破り5thに入る健闘を見せる。海外でもその強さを証明した。
【ベヨネッタの台頭】ZeRo vs Salem EVO2017 GFs
2017/7/14-16 2GGC: West Side Saga
優勝はZeRo。結局強いこの男。この大会で特筆すべき試合は勝者側のZeRo vs Shutonだろう。宇宙最強ピクオリ使いのShuton選手がZeRoを下す。
2017/11/4 2GGC: MkLeo Saga
この大会のLFのKEN vs MkLeoは個人的にかなり好きな試合だ。KEN選手がウメブラJapanMajorで敗れてしまったLeoメタナイトに雪辱を果たした。KEN選手の試合前の胸に手を当てる動作がとてもかっこいい。
決勝の相手はTweek。2017年以降のTweekはあまりにも強い。クラウド、ドンキー、ベヨネッタの3キャラを世界最強レベルで使いこなす天才プレイヤー。KENはTweekベヨネッタに敗れ準優勝。ほかの日本人ではあばだんご選手が7thに入る健闘を見せた。
2017/12/1-3 2GG Championship
2GGシリーズの優勝者と大会ポイント上位者計20名が招待され行われた大会。4人のリーグ戦とトーナメントが組み合わさった形式で行われた。
決勝のカードはZeRo vs MkLeoで、勝利したのはLeo。Leoは2017年を最高の形で締めくくった。
2017/12 Panda Global Rankings v4 発表
PGRv4は2017年6月~2017年12月の大会結果によるランキングである。1位はZeRo。Salemとの熾烈な争いをなんとか勝ち抜き、1位の座を守った。4期連続の1位である。日本人では目覚ましい活躍を見せたKEN選手が8位にランクイン。
2018年
2018/1/12 ZeRo、引退
2018年は衝撃から始まった。スマブラ4最強の男、ZeRoが競技シーンからの引退を発表。PGRv1~4まですべて1位を記録しての引退。ZeRoはツイートを消しているため原文を張ることができないのが残念だが、引退の理由を要約すると、スマブラ4をやり切ったので、他のことに挑戦をしたいからだという。最強の状態を維持したまま引退したプレイヤーは私の記憶に他にないため驚いたが、頂点を極めたZeRoにしかわからない気持ちがあるのだろう。ZeRoが競技シーンからいなくなってしまうのはとても残念だが、新作が発売されたら戻ってくるという趣旨の発言もしていた。
任天堂はそんなZeRoの発言を知っていたのかわからないが、引退を発表したわずか2か月後の3/9に、新作を発表。そして2018/11/7にZeRoは新作での復活を宣言した。またZeRoのプレイが見れるのは本当に楽しみだ。
I’M BACK TO COMPETING IN SMASH TOURNAMENTS!!
Now under the @Tempo_Storm banner!Expect a Youtube video from me in 2 hours going over details, as well as my Reddit AMA currently on going for questions. I’m also streaming soon to answer anything.
SEE YOU GUYS IN ULTIMATE!!!! pic.twitter.com/Ye1izWmDvo
— Tempo ZeRo (@zerowondering) 2018年11月7日
2018/1/19-21 GENESIS 5
ZeRoの引退発表からわずか1週間後に行われたGENESIS5。優勝はMkLeo。当時猛威を振るっていたベヨネッタを寄せ付けず優勝。MkLeoはZeRo引退後の最強候補の筆頭となっていく。
2018/1/26-28 EVO Japan 2018
EVOがついに日本で行われる日が来た。決勝のカードはMkLeo vs Abadango。優勝はLeo。ベヨネッタ対策が完璧すぎる。この男は日本に来るたび優勝している。
2018/6 Panda Global Rankings v5 発表
スマブラ4最後?のPGR。1位はMkLeo。メキシコの若き天才がついに1位に。この時期のMkLeoとTweekは、ZeRoが引退をしなくてもZeRoと互角に勝負をしていたんじゃないかと思うほど強かった。日本人では古森霧選手が10位にランクイン。さすがの安定感だ。
2018/8/3-5 EVO 2018
スマブラ4が正式種目とされる最後のEVO。決勝のカードはLima vs CaptainZack。スマブラ4の終盤を象徴するようなキャラ同士の決勝。やはりベヨネッタが最強キャラなのか。決勝の二人のふるまいも物議をかもす。個人的にはちょっと無いかなぁと思ってしまった。
にえとの選手の活躍
Lima、CaptainZack、Mistakeのベヨネッタ3人衆に立ち向かうにえとの選手。LSFからこの3人衆を倒せば優勝できるという救世主のような立場となる。Mistakeを破る健闘を見せるも、CaptainZackに敗れ3th。長く結果が振るわないながらも努力を続け、徐々に成績を上げていき、最後のEVOで大きな結果を残したにえとの選手の姿に涙したにえとのファンは多いことだろう。私も泣きました。
今から泣きます・・・。
2018/10/21 スマバトFINAL
スマブラ4最後のスマバト。決勝のカードはザクレイ vs HIKARU。関西対関東の構図に。お互いのプライドをかけた激戦を制したのは、超若手プレイヤーのザクレイ選手。スマブラ4終盤のザクレイ選手はとてつもなく強く優勝しまくっている。スマブラX終盤のエッジ選手(現えつじ)を思い出すプレイヤーだ。新作での活躍が楽しみだ。
2018/12/1-2 ウメブラFINAL
ついにウメブラが終了。とてつもなく熱く、どこか寂しい大会だった。優勝はついにちょこ選手を下したEim選手。念願の初優勝だ。詳しくは下記記事を読んでほしい。
【Eim選手初優勝!】ウメブラFINAL for WiiU【ありがとうスマブラ4】
終わりに
スマブラ4が終わってしまった。スマブラ4には数え切れないドラマがあった。このシリーズで紹介したのはほんの一部に過ぎない。ほとんどの大会配信を見てきたつもりの私でも知らぬところで多くのドラマが生まれたのであろう。
そんな魅力の詰まったスマブラ競技シーンの記憶を少しでも残し、伝えていきたいとこのブログをはじめてみた。おそらく新規の人でこのブログを読んでくれている人は少ないと思うが、これから新作を始めて、このブログを読んで少しでもスマブラ競技シーン、及び観戦に興味を持ってくれる人が増えればうれしい。新作でも続けていく予定なので、今後ともよろしくお願いします。
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