Pound2019
Pound2019 は2019年4月19-21日にアメリカメリーランド州で行われた、スマブラSPとDXの合同大会。スマブラSPの参加者は802名のA Tierトーナメントとなった。MkLeo、Nairo、Dabuz、Light、Salem、Marssなどが参加者に名を連ねた。
ちなみに2016年に行われたPound2016では日本のあばだんごが決勝でAllyを下し優勝している。日本人初のメジャー大会優勝である。
TOP8
優勝はカナダの英雄、スネーク使いのAlly。Dabuz、Myranの最強クラスのピクオリ使いを下し優勝。スマブラSPにおいてこの規模の大会でAllyが優勝するのは初めて。Frostbite2019では49thと結果が振るわなかったがここ最近は調子がよく、ようやく優勝にたどり着いた。スマブラ4後期からずっと調子を落としており、久しぶりのAllyの大規模大会優勝に喜んでいるファンも多いのではないだろうか。
準優勝はピクオリ使いのMyran。スマブラSPでピクオリが強化されて以降活躍が止まらず、最上位常連プレイヤーとなっている。スマブラXからピクオリを使い続けているだけあって、戦いの中で垣間見えるピクオリに関する知識量、そして熟練された立ち回りを兼ね備えるMyranの強さはとてつもないものになっている。最後はAllyのスネークの前に敗れる。
3位はゼロサム使いのMarss。スマブラSPからより強さを増したように見えるMarss。個人的にはMkLeoやTweekと並んでもそん色ない強さのプレイヤー。怒涛の攻めのスピードは目にもとまらぬほど速く、試合中に3タテすることも多い超破壊力を持つ。MVD、Dabuz、Samsoraといった難敵を倒し敗者側を勝ち進むが、敗者側決勝でMyranの前に惜しくも敗れてしまった。
4位は世界最強ピーチのSamsora。スマブラSPの大会では常に上位をキープしているが、まだ大規模大会では優勝できていない。今大会の最後はMarssの怒涛の攻めの前に敗れてしまった。まだまだ伸びしろのありそうな雰囲気があり、これからに期待ができそうだ。
5位タイにSalemが入った。初期はリンクを使っていたが今はスネークを使っている様子。Salemの得意なじりじりとした攻めがスネークとマッチしているようで、ここ最近調子が良さそうだ。今大会ではMkLeoを下しており、まだまだ伸びそうなSalemスネークにこれからも注目が必要だ。
もう一人の5位タイにはLiquid所属のピクオリ使いDabuz。この男の安定感はやはりとんでもないい。しかしなぜDabuzの使うキャラクターは嫌われてしまうのか。スマブラ4のロゼッタ、そしてスマブラSPのピクオリ。ちょっとかわいそうになってしまう男である。相手を処理してしまう系のプレイスタイルなので、見ている側の気持ちもわからなくはないが。
7位タイにはスネーク使いのMVD。 スマブラ4時代ではたまに異様に強い日がある謎の男だったが、 スマブラSPからは安定して上位に位置している。スマブラSPのスネークとの相性がいいのだろうか。
もう一人の7位タイにはアイクやルキナを使っているMkLeo。予選でカナダの新星ゲッコウガ使い、Jwにまさかの敗北してしまうも、敗者側を駆け上がりなんだかんだTOP8入り。最後はSalemスネークに敗れてしまった。この男、実はスマブラSPの大会でいまだにTOP8を逃していない。やはりMkLeo。
見どころ紹介
敗者側準決勝:Samsora vs Marss
試合は超接戦の末、2-2のラストヒットまでもつれ込む。最後はMarssの深い復帰阻止空前によりMarssの勝利となった。
MarssのPopoffはすごく様になる。
ゼロサムの空前は終始Samsoraピーチを苦しめた。Marssは積極的に空前を深めに差し込み、ピーチ得意の浮遊にしっかりリスクをつけていたのが印象的な試合だった。
敗者側決勝:Myran vs Marss
序盤はMarssが圧倒する展開に。ゲーム2はMarssがまさかの3タテする。
Marssゼロサムの特徴の一つ、上Bがさく裂した。ガーキャンからはもちろん、相手のジャンプを読んだり復帰阻止でも積極的に使うのが見ていて面白い。
しかしこの後、Myranの逆襲が始まりゲームカウントは2-2に。
最後はごちゃごちゃしたところに紫上スマが決まってMyranの勝利。 Myranは動きたくなるところに見事上スマを決めた。 ピクオリの上スマは火力も取れて撃墜もできてガードされてもOKな万能技で、Marssも最後まで対処に苦慮していた。
最終決戦:Ally vs Myran
ゲーム2のAllyがメテオを決めたシーン。ジャスガ下強のあと、相手の暴れを読んで空前で粉砕。Allyらしい素晴らしいプレイだ。
その後両者譲らずゲームカウントは2-2のラストストック。Allyは大幅に%リードを奪われ苦しくなる。このゲームを取られるとリセットされてしまうが・・・。
再び相手の暴れを読んで空前メテオで粉砕。カナダの英雄、漢Allyが久しぶりに大規模大会を優勝した。
今まで光るプレイは幾度となく見せていたものの、どこかで崩れてしまいなかなか上位に行けなかったAlly。今大会は終始強いAllyが見ることができ、安心したファンも多いだろう。
最後に
And that’s all she wrote. @AllyUltimate reigns supreme winning this year’s #Pound2019 | We sincerely thank all that attended and watched along, and we will see you next year.
📷 @nkp_photography pic.twitter.com/vFfgyepCM3— *Pound* (@pound_series) 2019年4月22日
Allyが久しぶりに大規模大会を優勝した。Allyスネークは謎に体術が強く、そしてAllyらしい読みが冴えていた。接近戦のカギとなっているのは空下であろうか。見た目があれだが非常にうまく機能している場面がよく見られた。
今大会はこれまでの大会と同様、オリマーとピーチの活躍が目立った。やはりこの2キャラは古来からの使い手が強く、その経験値を覆すには時間がかかりそうだ。そしてAlly、MVD、Salem、Pelcaのスネークの活躍も目立った。
最近は暖かくなり、EVOの足跡が少しづつ聞こえてきた。これからの海外大会も目が離せない。
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