Ultimate Nimbus
Ultimate Nimbus は2019年3月3にアメリカロサンゼルスで行われた、スマブラSPとDXの合同大会。スマブラSPの参加者は260名と最近の感覚からすると控えめだが、Frostbite2019を制したTweekをはじめ、Light、ESAM、Salem、Mr.R、Larryなどのスマブラ4最上位勢や、Leffen、MangoらスマブラDXのレジェンドも参戦する大変レベルの高い大会となった。
Nimbusって後光っていう意味があるらしいですよ。僕の後ろに見えるやつですね。
TOP8
優勝はフォックス使いのLight。これまで大規模大会で常に上位に位置していたLightがついに優勝を果たした。
準優勝はピカチュウ使いのESAM。GENESIS6ではTweekを破るなど相変わらずの天才っぷりを発揮していたこの男だが、やはり強い。GrandFinalで勝者側のLightにリセットまで持ち込むも、GrandFinal2で惜しくも敗北。
3位はSalem。リンクではなくスネークを使用していたようだ。
4位はオランダの最上位プレイヤーMr.R。スマブラ4ではVoidと並ぶシーク使いだったが、スマブラSPではクロムを主に使用しているようだ。Frostbiteのシングルスを棄権したためスマブラSPでの初めての大規模大会参加となったMr.Rだが、4位の結果を残す安定感はさすがである。
Frostbiteを制したTweekは7thに終わった。StroderとZDに敗れた。
また、15歳の若手プレイヤーPandarianが7thに入った。スマブラ4後期から頭角を現した今後期待の選手である。現在ポケトレ使い。
Mr.Rが久しぶりにシングルスで見れて嬉しい。
見どころ紹介
敗者側TOP16 ZD vs Tweek
ZDがフォックス、Tweekはウルフとワリオを使用。
Tweekは勝者側でStroderゲッコウガに敗れてしまい、敗者側TOP16でZDと当たる。TweekはZDフォックスの差し合い性能と火力の前に苦しめられ、ゲームカウントは2-0でZDのリードする展開に。
ゲーム3、Tweekは%差をつけられ追い詰められるが、魂の上強おならを通しなんとか1ゲームを取り返した。
しかしゲーム4もZD優勢の展開に。最後はフォックスの伝家の宝刀、空N上スマでZDの勝利となった。
ザクレイもFrostbite2019ではZDフォックスにワリオ、ウルフを使用し敗れていた。ZDは対ウルフ、ワリオの鬼なのだろうか。
敗者側準々決勝 Mr.R vs ZD
Mr.Rはクロム、ZDはフォックスを使用。
ゲーム1、Mr.Rは素晴らしいエッジガードを見せその流れのままゲームを先取する。
その後ゲーム2はZD、ゲーム3はMr.Rがとった。
そして迎えたゲーム4,意図はわからないがMr.Rはスネークにキャラを変更。しかしZDの怒涛の差仕込みをさばききれずZDが2ストック残しで勝利。
ゲーム5、Mr.Rはクロムにキャラを戻す。ゲームはラストヒットまでもつれ込む接戦となるが、最後にMr.Rは意表を突いた空ダNBを通しMr.Rの勝利となった。
勝者側決勝:Light vs Salem
Lightはフォックス、Salemはスネークを使用。
試合はSalemの待ちをLightがこじ開けていく互角の展開になった。
熱い撃墜の展開
ゲーム3では熱い撃墜の展開が見られた。空後で撃墜しようとするLightフォックスに対し、上強で対空撃墜を狙うSalem。Lightは絶妙にフェイントを入れつつ上強をかわし続け、最後はSalemのシールドが漏れて空後がヒットしLightがゲーム3を取った。Lightの撃墜の駆け引きの上手さがよくわかる場面である。
ゲーム4も同じような展開に。Salemのシールドが削れていく中、今度はSalemは魂を込めたDAを通しSalemがゲーム4を奪った。再び同じミスをしないSalemの対応力はさすがである。
ゲーム5
ゲーム5、Salemがうますぎて2ストック連続で取りLightは追い詰められる。
しかしLightはとてもない逆転劇を見せる。
最後は回避を見てからセンスの光る横スマでLightの勝利。
Light、もしかしたらもしかするぐらい強いのか!?
敗者側決勝:Salem vs ESAM
スマブラX時代からの最前線を走り続けているレジェンドが激突。Salemはスネーク、ESAMはピカチュウ。
試合はESAMが圧倒する展開に。さすがスマブラXからのレジェンドかつMVDと対スネークをやりまくっているであろう男である。
ESAMの神復帰
ゲーム1、ESAMが神復帰を見せた。ESAMはニキータを知り尽くしている。
ESAMの復帰阻止
Salemが回避で崖をつかもうとして届かなかったところにすかさずメテオ。単純なように見えて結構難しそうなメテオをきちんと決めるESAMはさすがである。
最後は
Salemは最後までESAMを崩すことができず、ESAMが危なげなく勝利した。
ESAMは手榴弾やC4、ニキータを終始苦にしていない様子だった。あまりにも対スネークがうまかった。
僕は目を閉じてスマブラをしているのでいつもC4に引っ掛かってしまいます。
グランドファイナル:Light vs ESAM
グランドファイナル1は激戦の末ESAMが3-2で勝利しリセットし、グランドファイナル2へ。
楽しそうにスマブラをする2人
ゲーム1、空N上スマでLightの勝利。印象的だったのはそのあとの2人が楽しそうなことである。
机をバン!って叩くところが好きです。僕なら負けてぶち切れたときに叩きますがね。
ノリノリなESAM
0%から空後を当て撃墜までもっていくESAM。上Bにきっちり空下を合わせている。
Lightの素晴らしい撃墜
ゲーム4、ESAMが2-1とゲームカウントをリードし、お互い撃墜%の場面。ESAMの電撃の一瞬のスキをつきLightは空後を通した。これでゲームカウントは2-2に。
追い詰められるLight
ゲーム5、ノリノリなESAMが丸々1ストックのリードを奪い、Lightは追い詰められる。
しかし今度はLightが乗り始める。勢いに乗ったLightのフォックスは誰にも止めることはできない。ものすごい勢いで追いつき、両者ラストヒットの状況に。Lightは何度も訪れる撃墜の危機をぎりぎりでしのぎ、最後は復帰阻止をしに来たESAMを逆に空上で追い返しLightの勝利となった。
GENESIS6のLight vs ESAMと全く同じ展開になった。Lightは両者ラストヒットの状況での撃墜の駆け引きのセンスが素晴らしい。
最後に
大規模大会で常に上位に位置し続けていたLightがついに優勝を果たした。勢いに乗ったLightフォックスの強さはすさまじく、劣勢状況からの素晴らしい逆転劇が印象的だった。また撃墜状況での読み合いが巧みで、うまく相手の技をかいくぐり自分の本命技をヒットさせる駆け引きに長けている。これからのLightフォックスの快進撃に期待したい。
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